保守バプテスト同盟
   
   
 ビジョン2030宣言文(2018-2030) (宣言文・解説文 PDF

「こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地にわたり築き上げられて平安を得た。主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け、信者の数が増えていった。」使徒の働き9章31節

 ビジョン2030を掲げる目的は、(1)保守バプテスト諸教会の交わりと協力の土台を確認し、(2)今そして将来どのようなことに直面しようとしているかについて、共通の認識を持ち、(3)この宣言文に同意する諸教会がそれぞれの確信に従って宣教のビジョンを持ち、その実現のために互いに励まし会うことを確認し、内外に宣言するためのものです。

<序文・私たちの交わりの土台>

 私たち保守バプテスト同盟諸教会は、全世界のイエス・キリストのからだなる教会の一員として、また保守バプテストの信仰と歴史、情熱を受け継ぐ者として、イエス・キリストを通して成し遂げられる生ける神の救いの目的に対する献身を表明します。急速な変化の時代にあっても、罪ある人間の現状と救いの必要、キリストの福音の確かさを確信し、注がれた神の愛への応答として、互いの多様性と一致を保ちつつ、大宣教命令に対する私たちの応答と決意を新たにします。

<五つの献身と課題>

1.私たちは、教会に託された世界規模の神の宣教のわざに献身します。特に震災後に与えられた福音理解の深まりと、豊かな多様性と協力関係、明らかにされている課題を踏まえて宣教のために協力していきます。

2.私たちは、次世代育成の働きに献身します。これまで与えられてきた大きな恵み、今与えられている祝福が、次の世代においても豊かに注がれ、喜び楽しむことができるために、いま直面している現状を理解し、示されている課題に協力して取り組みます。

3.私たちには、宣教と教育に益する様々な働きやネットワークが、主の恵みとして与えられていることを感謝して受け止め、宣教の働きと次世代育成のために相応しく用いることを決意します。

4.私たちには、法人格取得、同盟の組織、教職者の倫理、神学的課題等、未解決の課題があることを認め、今後の宣教協力のために一致して解決に取り組むことを確認します。

5.私たちは東日本大震災から学んだ事柄、経験した恵みを畏れと感謝を持って受け止め、教会の日々の働きや将来への備えのために、また与える者となっていくために、具体的に取り組んでいきます。

<ビジョン2030の提言>

 私たち保守バプテスト同盟諸教会は、上記の諸課題への献身と責任を自覚しつつ、2030年までに同盟が取り組むべきこととして以下の内容を中心とする「ビジョン2030」を提言し、同盟総会の決議のもと、宣教協力の推進と次世代育成の前進に取り組み、互いに励まし合います。

1. 宣教協力について
 私たちに委ねられた宣教の使命を果たすため、2030年までに、少なくとも20の教会形成を目指す開拓伝道を推進する。またその推進のために必要とされる開拓伝道基金の拡充を進める。

2.次世代育成について
 宣教の働きが将来にわたって継続するため、また教職者の高齢化に対応するため、2030年までに、少なくとも30人の牧師を輩出する事を目指す。そのために次世代育成基金、神学生奨学金の拡充、任職委員会の効果的な活用を推進する。

3.与えられている恵みについて
 私たちに与えられている恵みとして、関連する各働きやネットワークを宣教と次世代育成に効果的に用いるために、定期的に連絡会議等を開催し、協力を推し進める。また退職教職者のネットワーク形成を後押しする。

4.未解決の諸課題について
 私たちは未解決の諸課題のために一致して取り組み、問題を次世代に先送りしないことを決意する。そのためにそれぞれの課題について学びの場や情報の提供、超教派の関係機関等との連携など、必要な取り組みをする。

5.震災経験を生かす
 私たちは東日本大震災を通して経験したこと、学んだ事をまとめ、これからの教会の歩み、宣教の働き、協力のあり方などに生かすために具体的な作業を始める。

<私たちの決意>

 保守バプテストに属するそれぞれの教会は、ここに示された「私たちの交わりの土台」「五つの献身と課題」「ビジョン2030の提言」に同意し、主の導きによって各々の果たすべき役割が明らかにされるよう祈り求めます。
 また私たちは、各々に与えられるビジョンや願いを互いに共有し、主が与えてくださる多様な働きを尊重し、喜び、祈り、励まし合います。

(2018年5月21日 総会決議)